食事療法 記事詳細
2009.03.12【食事療法】
塩分にご注意!!part 3 薄味だから・・?
皆様、こんにちは。
お元気でお過ごしでしょうか?
外来で腎臓が悪かったり、血圧の高い患者さんに
『塩分を気をつけてくださいね。』 というと よく聞くのが、
『私のうちは、他より薄味だから。かなり気をつけていますよ。』
といわれることが多いです。
でも、そんな患者さんを診察すると、血圧も高いし、むくみもある・・・・・・何かおかしい!!と感じることが多いです。
患者さん自身も、あんなに味付けを薄くしているのになんで?と思っているようです。
薄味=塩分制限が出来ている=安心 ← これは本当でしょうか?
以前にも書きましたが、塩分の消化管からの吸収率は恐ろしいことに100%です。
それは塩分濃度が濃くても薄くても吸収率に変化ありません。
例えば、2g程度の塩分が含まれる味噌で味噌汁を1杯作ったとします(ちなみに、市販のインスタント味噌汁1杯の塩分量は1.8g-1.9g程度です)。この味噌汁を1杯飲むと体内に吸収される塩分量は2gになります。
同じ量の味噌で味噌汁を2杯作ったとすると、1杯あたりの塩分量は半分の1gになります。1杯だけ飲むだけなら、体内に吸収される塩分量は1gなので、減塩になりますが、もし薄いから安心ということで、この味噌汁を2杯飲んでしまうと結局2gの塩分が口に入ることになります。
塩分の吸収は、濃くても薄くても100%吸収するので、一生懸命に薄味で頑張っているこのケースの場合でも、全く減塩されていないことになります。
・・・・・・ということで、
塩分濃度を薄くした場合でも、その摂取量を考えないと減塩したことにはなりません。
逆に、1杯に2gの塩分が入った味噌汁であっても、半分の汁を残せば薄味でなくても口から入る塩分量は1gになり、減塩したことになります。
このやり方の方が、味を犠牲にしなくてもすむので、私自身が塩分を気にした時には、この摂取量を減らすという方法を使っています。
みなさんも、薄味だけでなく、摂取量を気にして塩分控えめにしてみたら、よりよい結果になるのではないでしょうか。
生活習慣を直すのは大変ですが、あきらめずに頑張ってください。
信大腎臓内科は、いつでも皆さんを応援しています!!










