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2009.10.09食事療法

塩分とカリウム!?

皆さん、いかがお過ごしですか?

以前より腎臓病患者さんはカリウムの摂り過ぎに注意してください!!と、このブログではお話してきました。

でも、

カリウムって体にいいんじゃあないの?」 とか、

高血圧にはカリウムが効果的だって聞いたけど・・・・・? とか 

カリウムがいっぱい含まれる果物や野菜を積極的に摂取するようにTVで言っていたけどなあ・・・・・?

いった疑問を持った患者さんもいたのではないかと思います。

カリウムは尿中に塩分を出しやすくするという働きがある重要なミネラルです。

十分に腎機能がある健常者の場合は、カリウムを摂ることで余分な塩分が排泄しやすくなり、高血圧を抑制したりするので積極的な摂取が勧められます。また、カリウムを摂りすぎても尿中に余分なカリウムは排泄されるので、特にカリウム蓄積による有害事象は生じません。

しかし、このカリウムの塩分排泄システムは腎機能が良好に機能していないと十分に成り立ちません。

塩分排泄やカリウム排泄が障害されている腎機能障害のある患者さんの場合は、カリウムの積極的な摂取をしても、塩分が十分に排泄されないばかりかカリウムも蓄積してきます。

著しく体内にカリウムが蓄積してくると、不整脈や神経症状(脱力感やしびれ感)が出現してきます。特に不整脈は時に死に至ることもあるので、十分な注意が必要です。

塩分排泄やカリウム排泄が悪い患者さんの場合は排泄能力の余力が少ないので、塩分もカリウムも排泄能力に見合った経口摂取量にするというのが理屈にあった方法と思います。

秋は、リンゴ・ブドウ・なし・栗・芋など、カリウムに富んだ食材がいっぱいの時期です。

そんな中、食事制限をお願いしなければいけないのはつらいところですが、良好な体調を保つために主治医からの指示を守るように頑張ってください。

 

果物写真.jpg 

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