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2009.09.16【ニュース】
アフェレシス学会2009で発表!!
2009年9月10日~12日に札幌で開催された日本アフェレシス学会で、当科の塚田先生と研修医の岡田先生が症例発表をしてきました。
塚田先生は、 『献腎移植後に再発したFGSに対しLDL吸着単独追加療法が奏効した一例』 という症例報告をしてきました。
巣状糸球体硬化症(FGS)という腎炎は、腎移植をしても腎炎の再発の可能性が高いということで有名ですが、当科で施行したLDL吸着療法という特殊な血液浄化法により腎炎症状が改善したという症例報告です。
血液浄化療法の威力を十分に示唆することの出来た発表だったと思います。
さすがに先輩の貫禄でしょうか、発表には余裕も感じられました。
今回は、研修医の岡田先生にも症例発表をしてもらいました。
岡田先生には、 『移植後リンパ増殖性疾患による腫瘍関連乳酸アシドーシスに対し、CHDが有効であった一例』 という題で発表してもらいました。
難治性病態ではありましたが、血液浄化療法を含めた集学的治療をほどこし全身状態を改善させ危機を乗り切った症例です。
本人曰く、『かなり緊張しました・・・・・・』 と言っていましたが、そんな緊張など全く感じさせない発表だったと思います。
いずれの発表も血液浄化療法の重要性や有効性を十分に示せたのではないかと思います。
オブザーバーとして、筆者も学会に付いて行きましたが、二人とも理路整然とした発表だったので、出番はなかったですね。
学会終了後は、札幌の街で慰労会をしてきました。
二人とも、学会発表の後なので、晴れ晴れとした顔になっていると思います。
やっぱり、しっかり仕事をした後のお酒はおいしいですね!
二人とも、お疲れ様でした!!