Dr.K の弾き語り 記事詳細
2011.01.11【Dr.K の弾き語り】
2010年秋の学会行脚
みなさん、新年あけましておめでとうございます。
Dr.Kです。
秋頃から、ブログからの発信が少なくなってしまい、腎臓内科は活動してないんじゃないか・・・・?なんて思われてしまったかもしれません。
・・・・何をしていたかというと、
学会活動で忙しくてなかなかブログの更新ができなかった・・・・、
というのが実情です(言い訳か・・・・?)。
さらにパソコントラブルも追い打ちをかけたのですが・・・・。
それでも、2011年になり昨年の秋からの活動を思うと、我ながら、
いっぱい学会があり多くの研修医たちと様々な発表をしてきたなあ・・・・・
と一種の感慨にふけっています。
その記憶をたどってみようと思います。
それは、夏季研修期間が終わろうとする9月下旬から始まりました。
まずは、9月24日から2日間、宇都宮であった腎臓学会東部会です。
この時は、後期研修医の竹前Dr.が
「骨髄腫に合併したimmunotactoid 腎症の一例」、
そして原田Dr.が
「多発性骨髄腫に合併した上皮陥入症の1例」
という演題名で症例発表をしてくれました。
いずれも珍しい腎病理所見を呈した症例であり、会場でも活発なディスカッションが行われました。
![]()
会場の熱気が伝わりますでしょうか・・・・?
そして翌週の10月2日は "腎と高血圧談話会" という松本市で行われた研究会で初期研修医の深沢Dr.に 「アリスキレンが著効した悪性高血圧の一例」という題で発表してもらいました。
その翌日10月3日は、佐久市で行われた長野県透析研究会です。ここでは、10月に長野赤十字病院に移動になった神應Dr.に 重症心不全における腹膜透析 についての発表をしてもらいました。
11月に入ると11月4日から3日間行われた日本アフェレシス学会です。
みなさん、アフェレシスってなんだかご存じですか? 日本語では血液浄化療法のことをアフェレシス(aphaeresis)と呼びます。
アフェレシス学会では、血液透析以外の特殊な血液浄化療法(たとえば血漿交換療法や免疫吸着療法やエンドトキシン吸着療法や白血球除去療法など)の有用性などについて議論します。
この会は、多種多様な病態を扱うので、腎臓内科以外の科としては、救急科、循環器内科、神経内科、膠原病内科、皮膚科など、ありとあらゆる診療科が参加する会です。
今回の学会場所はなんと、ディズニーランドでした(・・・・とはいっても、遊んでいるわけでなく学会開催ホテルがディズニーアンバサダーホテルというだけですが・・・・。もちろん学会場にはミッキーはいません・・・・・)。
ここでは、当科からは、初期研修医の米山Dr.に
「メトホルミンの過量服用により重篤な乳酸アシドーシス、急性腎不全をきたし、交流量持続血液ろ過透析にて救命した一例」、
後期研修医の原田Dr.に
「CHDFが著効し救命し得た重症アルコール性ケトアシドーシスの一例」
ということで症例発表してもらいました。
いずれの症例も内科的治療では病勢コントロールが困難であった症例を、多くの工夫を凝らした血液浄化療法にて見事に救命に成功した症例報告です。
おそらく今後の多くの症例の治療を実践するにあたり、大変参考になる治療経験であっただろうと思われます。
![]()
アフェレシス学会に参加した面々の写真です。
なんとなくみんな知的好奇心を満たし満足気に見えます。
その一週間後の11月13日には内科信越地方会が、腎臓内科の属する信大第二内科の主幹で松本で行われました。
ここでも腎臓内科からは、初期研修医の上野Dr.に
「IgG4高値を背景に発症したネフローゼ症候群の一例」
ということで症例発表してもらいました。
発表順番がトップバッターだったので、かなり緊張していたのではないかと思いますが、立派に発表をしてくれました。
また、この地方会では、昼の内科専門医セミナーにおいてDr.K が
「慢性腎臓病を見逃さないために~蛋白尿とeGFR」
という題で多くの参加者とともにディスカッションを行いました。
さらに、この地方会の特別講演は
新潟大学医歯学系腎・膠原病内科(第二内科)の成田 一衛教授に
「IgA腎症の病態と治療 」という演題名で特別講演をして頂いております。
内科地方会ではありましたが、非常に腎臓学に焦点があたった学会 になったように思います。
そして11月17日から23日までアメリカ コロラド州 デンバー市で開催されたアメリカ腎臓学会にDr.Kは旅立つのでした。
このアメリカ腎臓学会の様子に関しては、長くなりそうなので、次の機会にご報告したいと思います。
アメリカから帰国後も 12月4日には当科の樋口Dr.が担当幹事で信大で開催された
甲信血液浄化療法学会がありました。
ここでは、後期研修医の竹前Drに
「当科で血液浄化療法を施行した溶血性尿毒症症例8症例の解析」
という内容で発表してもらいました。
症例の背景因子が揃わないという悪条件の中、示唆に富む結論を導き出した研究発表になりました。
・・・・・といったところで、秋の学会行脚が終わったわけです。
なかなか、
例年に増してactiveな学会活動を行った年だったなあ・・・・・ と思います。
2011年も2010年に負けないよう、多くの研修医や若手Dr.とともに研鑽を積んでいこうと思います。
本年もよろしくお願いいたします!!










