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T前のひとりごと(^◇^) 記事詳細

2010.09.03T前のひとりごと(^◇^)

初期研修医の先生に向けて

 研修医のみなさんはじめまして第二内科(腎臓)のT前と申します。一年目の先生は半年が過ぎ慣れてきた頃だと思います。2年目の先生は将来何科医として自分が歩んでいくか迷っている時期だと思います。今回の原稿の趣旨は診療科の紹介(勧誘?)ということなので、私がどうして腎臓内科を専攻したのかを皆さんに一方通行ではありますが伝えたいと思います(^◇^)

 私が1年目の秋に救急外来で当直をしていた時の事です。「高齢の男性ですが不快感を訴えております。お願いしてもよろしいでしょうか?」との救急隊からの問い合わせでした。

若干慣れてきた時期でもありどんな症例だろうなんて考え、救急車を出迎えました。男性の顔をみると血の気が引いており、誰がみても明らかに重症とわかる状態でした(ToT)/

頭の中で落ちつけ!と何度も唱えながら、スタッフにバイタルサインやモニターをつけてもらった瞬間に私の顔からも血の気が引きました。これはVT!?さらに頭の中では落ちつけが連呼されていました。酸素やライン確保をしてもらいながら取ったABGでは著明な代謝性アシドーシスと高K血症を告げる数値がはっきりと記されていました。アンカロン?カルチコール?GI? 様々なことが頭をよぎりました。(*_*)

自信を持って行動ではありませんでしたが、周囲のスタッフの「大丈夫か、この研修医?」の不安を背負いながらも指導医の先生方のオーダーを忠実に再現(馬鹿の一つ覚え。今考えると恐ろしいですが・・)することによりなんとか初期対応はすることができました。ようやくなぜこの様な病態になってしまったのか考える余裕ができたころに採血結果が返ってきました。それはいかにも国家試験のデーターのように「腎不全による電解質異常」とはっきりわかるものでした<(^´)>なんとか一元的に説明できそうだ!!!

待てよ。治療は?根本的な解決は何をするんだ?ない頭を絞り過ぎてもう汗すらでてこない状態になっていた。ふと頭に浮かんだのが血液透析だった。さっきまで診察していた別の患者さんが血液透析を受けている方だったのが救いだった。これは透析しなければいけないのではないか?でも緊急透析の適応なんてわからないし、まだ頼んだこともないから手順もわからん(+o+)腎臓内科の先生優しいし、相談してしまえー!!という丸投げに近いコンサルトをしたのが初めての腎臓内科との僕の出会いでした。自分で言っていることもロクに理解していないメチャクチャなコンサルトであったが、その先生は「透析やるかー。」といいカテーテルまで入れに来てくれました。その時言った一言が非常に印象的でした。「点滴を入れて治療しようとしたでしょ?入れるんじゃなくて抜くという発想も必要だよ。入れることは他の科でもできるけど、抜くのは透析の得意技だよ(*^^)v」。とカッコいい言葉を残していった。

 血液透析の魅力を伝えながら暗に勧誘めいた文章になってしまいましたが、私が伝えたいのは、自分がヒヤッとした体験は忘れない。それを乗り切った治療法はもっと忘れないということである。そしていつか自分もその治療法ができる医師になりたいと感じ、自然と進路が決まっていくものだと思います。

 最後に第二内科の宣伝としては、スタッフがとにかく多く消化器、血液、腎臓と多くの診療科を兼ねていることが一番の魅力だと思います。コンサルトしやすい環境であり、また各科の知識の共有といった面で非常に充実した日々を過ごせると思います。まだ第二内科を回っていない方も、もう一度回ってみたい方も是非お待ちしているので一緒に勉強しましょう☆(*^^)v

P,S この症例の基疾患や結末が気になる方は気軽に声をかけてください。血液浄化療法部でウロウロしていると思いますので。

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